ダムに沈む吾妻渓谷の紅葉 [旅行]
昨日紅葉真っ盛りの群馬県吾妻渓谷にいってきた。
八ツ場ダムの底に沈んでしまうため、今年が見おさめ。時期的に最高のタイミングだったと思う。
遊歩道からは、黄色や赤に染まった木木の間のはるか下方に吾妻川の清流が見え隠れする。
もうすでに移転して誰も居なくなったかつての川原湯温泉入り口まで車で行き、色々な思いを遺してここを離れた方たちのことを想う。全てがダムの中に深く眠っても、この場所を記憶に遺しておきたいと。
山間部に移って一年の水車の宿山木館に泊まる。ダムに沈む村の農家や蔵などを移築して建てたという旅館はとても風情があり、蔵書が沢山あるおちついた書庫や、マキの暖炉、山並みを眺められる源泉かけ流しの温泉も清潔で広々、
全体が和風モダンなシックで落着いていて、素敵なお宿。352年つづいたお宿の精神が感じられる。
久しぶりの旅館の食事は、豪華でいて繊細。和食ってやっぱり全てにお見事としか言いようがない。
ゆったりのんびり、くつろいだ時間が久々に訪れた
旅館入り口お部屋から見える坪庭
帰りは浅間山をながめつつ、鬼押し出し、白糸の滝を通って軽井沢へ出た。
その途中の山道の紅葉もまさに今でしょって主張しているかのように美しい。軽井沢の雑木林の木々、思い込み?もあるかもしれないけど、何故かすがすがしくて美しくさわやかに感じるのだけど・・・・
お手入れが行き届いているのかしら???
今年のいち早い紅葉を見れて、幸せな旅だった。
東京に戻ったその日の夜、ニュースステーションでのライブ中継がまさに吾妻渓谷から。
赤色に染まる木々をバックに、廃線となった線路の上で、古館さんがニュースを・・・・
なんという偶然・・・・・・・
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