ディオールと私 [映画]
素敵なドキュメンタリー作品「ディオールと私」
ディオールのアーティスティックディレクターになったラフ・シモンズというデザイナーの初めてのコレクションまでの舞台裏だ。
普通なら数カ月かけて準備するところをわずか8週間の期間で54作のコレクションの製作をするという。
そのラフの重圧や葛藤の姿、アイデア、そして裏で支えるお針子さんたちのプロフェッショナルな働きぶり・・・・
ファッションの華やかな表舞台とは違う繊細で丁寧でかつ大胆な製作風景に感動した。
一枚の布が立体になっていく姿に、私自身も縫物が好きなので、ただただじっと見つめてしまう。
最初のシーンで、お針子さんたちが来ている作業着がまるでお医者さんの白衣のようで意表を突かれたけど、のちのちそれぞれが専門のドクターって意識が感じられ、納得だ。
ショーの会場はパリの豪邸。壁面全て花で飾り圧巻、多分その中にいたら花の香りに酔いしれてしまうだろう、美しい。
様々な花(部屋ごとに色合いが違う)彩られた会場を本当にエレガントでいて斬新なドレスをまとったモデルさんたちが歩くシーンはもう、素敵としか言いようがない。
ファッション界の舞台裏、製作風景、少しでも垣間見れてよかった。
ラフ・シモンズさんの何か思いつくときの美しく真剣な眼差しに引き込まれます。
チャーリー・モルデカイ [映画]
公開早々、サークル仲間と5人でチャーリー・モルデカイを鑑賞
う~ん、画面展開早く、美術品も沢山出てくるし、いろんな国に一瞬出移動、少し下品でもあり、アクションもあり・・・・
ちょっと怪しげな美術商と屈強な用心棒、美人妻に捜査官 笑って、ハラハラドキドキ、そしてスリルあふれるアクションシーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・笑えます
情けない美術商役のジョニーデップ、演技はやはり上手。
何も考えずに見れる超娯楽作品かな
おみおくりの作法 [映画]
身寄りのない死者を弔うのが仕事の孤独な公務員が主人公
静かで美しい映像が淡々と・・・・・・
最後に訪れる主人公の不運
だが、それからさらに息をのむシーン・・・
まっさらな気持ちで見て欲しい素晴らしい余韻の映画です。
見終わって帰りの電車で更に更に感極まってくる 切なくも、やさしく、そして、胸に迫るラストです
アゲイン 28年目の甲子園 [映画]
公開されたばかり 「アゲイン 28年目の甲子園」 見てきた。
主演の中井貴一さんも柳葉さんも好き・・・・だし
甲子園への夢を、仲間の事件で諦めねばならなくなり、それぞれにいろんな問題を抱えながらも、一人の女子大生の出現により、中年になったオジさんたちがマスターズ甲子園大会を目指すストーリー。
挫折を味わった高校時代、みなどこか心の中に思い残しがあって・・・・・
結末は予想通りのハッピーエンド。でもこの年になったらやっぱり最後はハッピーでないとね。
かつての夢が形を変えて28年後にかなう。 エンディングで流れる浜田省吾さんの歌「夢のつつき」が最後の最後に胸に響きます。
シニアの観客が多く、私もそうだけど、鼻をすする音があちこちから。
懸命にスポーツに取り組んだ若き日がとてもいとしくなりました。仲間の大切さも。
そういえば4姉妹で何かの折に話した時、みんな中井貴一さん好きだって言ってたね、かっこよかったよ。
新橋文化劇場 閉館 [映画]
今朝の新聞記事に驚いた
「新橋文化劇場57年の歴史に幕」
ですって、びっくり。
このところ2週続けて足を運んでいたのに、耐震補強工事のために今月いっぱいで閉館とは・・・・、
残念
せめて最後まで、この電車の音と映画の競演を楽しみに行かなきゃ・・・
「ひまわり」と「シェルブールの雨傘」 [映画]
お昼に友人とランチした後、そのまま、先週に続きあの新橋文化劇場へいった。
「ひまわり」と「シェルブールの雨傘」2本立て
どちらも戦争のために引き裂かれ、最後はお互いに別々の人生を送ることになる悲しい愛の物語だ。
「シェルブールの雨傘」で汽車に乗って戦地に向かう彼を見送るシ~ン、
ガタゴトと走り出した汽車とともに、こちらの劇場でも列車が通過する揺れが・・・
なんというタイミングなの、まるで計ったみたいにぴったりで・・・・
悲しいシーンなのに、おもわずニヤリとしてしまった私。
音楽も素敵、カトリーヌ・ドヌーブが本当に若くて美しい!
「ひまわり」のマルチェロ・マストロヤンニは甘くて渋く、
ソフィアローレンは私の好みでは無いけれど
必死に夫を生きていると信じて探し回る姿は凛としていてたくましい。
ヘンリー・マンシーニの美しく抒情的な音楽
画面いっぱいに広がるひまわり
意味があると分かった後で見るエンドロールのひまわり
もし自分があの時代あの環境にいたらどういった選択をするのだろうか・・・
戦争の不条理さを考えさせられ、何度見ても切ない余韻が残る
そうそう。映画の最中の傘屋さんのシーンで、
ふと、朝持って出た日傘が無いのに気付いた。
そうだランチをしたお店!と気づき、帰りに取りにに寄ったのでした(笑)
サラリーマンの聖地? [映画]
新橋の線路下に新橋文化劇場と言う映画館がある。
時に面白い組み合わせを見ることが出来る2本立ての名画座だ。
明日まで上映の「ニューシネマパラダイス」
何度見たかわからないけど、やはり映画中の映画・最高の映画音楽・・・・また見たい
もう一つはフランス映画「日曜日が待ち遠しい」というサスペンス、これは見たことないし・・・・
もうそう思ったら、即実行です。
以前はこの映画館に行くとサラリーマン風の(仕事さぼり?)男性ばかりだったけれど、最近は女性や年配の方たち多い。
線路下ゆえに定期的に揺れ、ガタガタ響く音・・・・・
まるで映画の効果音の様でもあり、その気になれば一体感に包まれるかなりレトロで不思議な映画館
ただ、ガタガタ音で映画のセリフが聞こえにくくなる(というか私の聴力が劣化?老化?)のがちょっとね~~~~
でも見たい映画であれば気にならない、安い、便利。
夕方映画館から出てみれば、そこはすっかりお父さんたちの世界!!みなさんどこに向かうのかな?ちょっと一杯?
さすが新橋なり
次回は「ひまわり」と「シェルブールの雨傘」 うわ~これにも行ってしまいそうな予感
ダメ人間と・最新スポット・・・・ [映画]
「青天の霹靂」
「インサイド・ルーウィン・ディヴィス 名もなき男の歌」
二日続けて、どちらもまったく偶然に見た映画だったのにもかかわらず、同じように登場人物はさえない、不器用な生き方しかできない 主人公
何だか、ぱ~っと晴れやかな気分になる映画ではないけれど、主人公を応援したくなる・・・・・・そんなストーリーだった
そして、昨日は日比谷での映画の帰りにちょっと足を伸ばして、今注目のホットスポット「虎ノ門ヒルズ」へ
周りはビルだらけの場所に、突如現れる巨大なビル、これからこのあたりはどんどん変化していくのだろうなと感じさせる
どうにも見たばかりの映画の世界とは雲泥の差があるけれど・・・・
かわいい「とらのもん」君(何かに似てる?!)が迎えてくれて、中庭に面したガラスには「門」のデザインが愛らしい
ちょうど家に帰りついたころ友人からのメール「今度ランチしましょ!虎ノ門ヒルズとかどう?」ですって
何というタイミング、日にちを決めて今日行ってきたわと返信したら「イキタイ」っと即返事が返ってきた
次回ランチはここに決まり!
スクリーンひとり(2人)占め [映画]
先週の驚くべき出来事。
金曜日、用事で車で出かけたついでに買い物がてらシネマコンプレックスへ。
ちょうど待たずに始まるのは「アナと雪の女王」吹き替え版のみ
字幕版は以前見たけど、何かと評判の吹き替え版はまだ見てないしね、見てみようかしら・・・・
さて、予告編が始まっって驚き! 座席中央に私一人だ~~~~周りを見回しても誰~もいない
うっそ・・・・・・こんなのあり? ちょっと嬉しいような申し訳ないような緊張して落着かない気分、まいったな・・・・
でもようやく本編が始まったころにひとりおじいさん入場。
結局あの広々大スクリーンひとり占めのち、二人占め。座席数もかなりの広さあるところなのに・・・
平日の午後で、少し不便な場所とはいえ、こんなことってあり?
帰りにそのおじいさんと出口で顔を合わせ「、ひとりじゃなくて良かった!」お互い同時に発声。
私もその後の時間に制約なければ、そのおじいさんとお茶でもしてもいいかなっていうような戦友気分だった
いやはや、奇妙な体験でした。
アナと雪の女王 [映画]
出かけたついでにと、シネマコンプレックスに行ったがちょうどいい時間に始まるのは「アナと雪の女王」字幕版のみ
正直なところディズニーアニメは子供のころ見ただけで、最近のものは映画館で見たことない・・・・
小さい子供もいないし、アニメ系はね~~~~と、食わずきらいだったってこと
でも、見て良かった! まさに最近あちこちのメヂィアで絶賛されていたけど。思い描いていた以上の驚き!
雪や氷の世界がとにかくリアルで綺麗、歌も迫力があって印象的、ぐいぐい引き込まれるストーリー
ディズニーの世界って大人も子供も惹きつけるものを持っているんだって改めて思いなおした体験。
アナの奔放さもエルサの悲しみを秘めた美しさもそして一途な山の男&トナカイや雪だるま、どれも愛すべきものたち
2時間が息つくひまないほどスクリーンにくぎ付けで真実の愛に感動。最後はおきまりのハッピーエンドでひと安心、ほっ。
はじまりは5つ星ホテルから [映画]
豪華な五つ星ホテルを主人公の女性覆面調査員とともにのぞき見れるかな・・・・
と期待と興味をを抱いて「はじまりは5つ星ホテルから」を見に行った。
実際にホテルの設備や内装・綺麗に清掃されているか(ベットの下まで)・スタッフの対応・ルームサービスのお料理や飲み物の温度まで温度計で測るという微に入り細にわたってチェックする項目800以上
とにかくそこまでやるの?と言うくらいの念入りな調査だ。
しかしこの映画のテーマはそこではなくて、40歳独身、15年前に別れた恋人とは今は親友だけどどこか複雑・・・
世界の高級ホテルを泊まり歩き、自由で優雅な生活を謳歌しているはずの主人公が、調査で泊まった5つ星ホテルでの様々な出会いや別れを通し、自分のこれからの人生を見つ直し、明日へと旅立つということ。
確かに自信持って颯爽と高級ホテルに入っていく姿はかっこよくて、羨ましいけど、正直に悩みぶつかりあい、そして孤独に打ちひしがれる姿もそれも人間らしい。
一人でバリバリ働く女性はこんなふうに頑張る姿を見て、きっと元気もらえるはずだ。
とはいえ、まずは一生泊まることなど、いえ、近くで見ることさえないだろうと思う豪華なホテルの隅々をこのヒロインとともにもっと見れるかなと大いに期待していたので、そこのところはちょっと残念。
せっかく実在の7つの豪華5つ星ホテルが登場するのだから、どんなにラグジュアリーなのかもっと見たかったというのが本音かしら。
「ジャッジ」 [映画]
出かけたついでに何か映画を・・・・で、時間がぴったり合った映画「ジャッジ」をみた。
どうかなあとあまり期待もせず見たけれど、妻夫木君のまじめで一生懸命だけどどこかドジでおかしくて、頼りなさげな雰囲気の広告会社の社員役、情けないけど憎めない。
コメディーなので、まさか~とか、嘘でしょ~とかの連続で眠くなる暇なく、一気に最後まで。笑った笑った。
結局は訳も分からずハッピーな結末で、軽~い、実際に上手く行くわけないないでしょっていうストーリーながらも、意外と記憶に残ってしまうのが不思議。
妻夫木くんはこのようなかる~い役柄演じると、訳もなくチャーミング。上司役のトヨエツさんも際立って癖のある役にはまってるし、何だか怪しげなリーリーフランキーのアドバイスがのちに大きな意味を持ってくるし、相手役の北川景子さんって昔は余り興味がなかったけれど、目がとても綺麗だった。
たまには気楽に笑える日本映画も楽しい。
年末にみた「永遠の0」は原作とともに素晴らしい内容で、泣きっぱなし・・・