大好きな美術館

 

 

 

 

 

 

白金にある庭園美術館がリニューアルの為、10月一杯をもって、しばらく休館になる。

この美術館は私の大のお気に入りでもあり、この建物が美術館になる前、白金プリンス迎賓館として使われていた頃、芝生のお庭にあった円形のプールに幼い長男をつれてちょくちょく遊びに来ていた思い出も相まって、懐かしさが更に思い入れを強めているのかもしれない。

館の公開はもう先日じっくり見ているので、今日は館のライトアップがお目当てで、夕方出かけて行った。

この美術館はかつて、朝香宮様のお邸であり、モダンな外観に、世界的にも稀有なアール・デコ様式の装飾が、とてもとてもエレガントなのだ。

ルネラリックのガラス・他では見たことのないような白磁の香水塔・どれもこれも個性的で魅力的な照明器具（これを眺めるのが私は一番好き）・かわいらしいラジエターカバーなどなど、細部の装飾までも魅了されてしまう。

木々の中に現れた、ライトアップされたお邸は何と神秘的。

外壁には朝香宮様の往時のフィルムが投影され、しばし、昭和の、宮様のお邸が息づいていた頃にタイムスリップしそうな・・・・

数か所にブルーのライトアップ、窓から漏れるオレンジの灯り、白黒のスライド投影。

このひっそりとした森に包まれる空気とともにこの目にしっかりと焼きつけました。

 

タグ：東京都庭園美術館 朝香宮邸